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【午年に翔ける】丸紅社長・国分文也さん(61)
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丸紅社長・国分文也さん ■収益性高いものに資産を入れ替え
--2014年の米国投資は
「米国経済は薄日が差してきた。成熟社会だが、成長もしており世界戦略上、外せない地域だ。農業資材・肥料会社ヘレナ・ケミカルと、買収した穀物集荷会社ガビロンとのシナジーを細かく探っていきたい。自動車ローンや航空機リースにも手を打った。自動車金融では顧客開拓とともに、中古車など周辺事業にもビジネスを広げたいが、経営を主導できるかが課題だ」
--シェールガス関連の商機をどうみる
「さまざまな可能性がある。豊富なガスを使った電力や肥料、化学事業も探っていきたい。ガスの分離設備やパイプライン事業など部門を超えた形で取り組みたい」
--海外の電力事業のノウハウを国内でどう生かすか
「工場などに売電する新電力として電力小売りを強化するほか、そのための電源確保も進めたい。小水力や福島県沖の洋上風力の国家プロジェクトなどに参画しているが、電力会社などとのパートナー戦略でベース電源のガス火力発電も手がけていきたい。このほど首都圏で10万キロワット規模のガス火力を買収したところだ」
--アフリカ市場の将来性は
「アンゴラで繊維工場の再建などを手がけているが、現体制では既存のプロジェクトで手いっぱいだ。南アフリカにあるサブサハラ地域の新規開拓チームを4月に、今の2人態勢から一気に増員し、モザンビークなどのインフラや資源の新規案件を探っていきたい」
--ロシアからのエネルギー安定供給は
「日本とロシアの関係は今の政権になって、いい方向に変わっている。ロシア側も今までガスプロムが独占していたガス輸出を自由化した。パートナー戦略でさまざまな液化天然ガス(LNG)事業に網をはり、日本向け安定供給に貢献したい。石油最大手ロスネフチとは以前からワーキングチームを作って検討してきた複数案件が昨年から動き出しており、具体的な成果につなげたい」
--非資源への投資を重視している
「ポートフォリオ委員会を通じて総資産を増やしながら、収益性が低いものから高いものへと資産の中身を入れ替えていく。国内の事業がなくなるわけではない。ただ再編が進む中で、紙・パルプや食品業界など当社の強みがある分野では収益があがっているうちに、いかに勝ち組になれるかの手を打っていくことが必要だ」(上原すみ子)
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【プロフィル】国分文也
こくぶ・ふみや 慶大経卒。1975年丸紅入社。執行役員エネルギー部門長、常務、専務、副社長などを経て13年4月から現職。東京都出身。