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【午年に翔ける】大和ハウス工業社長・大野直竹さん(65)
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大和ハウス工業社長・大野直竹さん ■首都圏以外の地方に「逆張り」戦略
--今年の目標、課題は
「消費税率が上がる4月以降は相当われわれの力が試される。魅力的な新商品などを提供し、2014年度はさらに業績を伸ばす」
--影響をどうみる
「住宅の駆け込み需要の反動はあるだろうが、どの程度数字が下がり、また上昇するか。祈る気持ちだ」
--年間売上高2兆円を超える住宅業界最大手だが、事業それぞれでシェア首位は少ない。国内事業の方針は
「日本は人口減、少子高齢化でお客さまの絶対数は増えてこない。いかに選ばれ、競争に勝ち抜ける商品を常に打ち出すか。上位2~3社しか生き残れないと考えると、各事業でそれぞれシェア『ナンバーワン』戦略を採っていきたい」
--五輪決定で盛り上がる首都圏での今後の展開は
「首都圏に力を入れたいが、今後は土地の入手面などで競合も増え、市場が過熱しすぎる可能性がある。当社は全国各地で強みがあり、逆張りの発想で、むしろ関西圏や中部圏、九州など広い視野で各地方の事業を見直していく」
--五輪関連の施設開発に参画する考えは
「基本的には参画したい。ただ、受注競争で1社独占にはならず、JV(共同企業体)を組んで何社かで参画する形になるのだろう」
--M&A(企業の合併・買収)にも積極的だが、どう相乗効果を出すか
「M&Aをしても、当社からすぐに社長、役員を派遣することはやらない。各会社の意見を尊重し、それぞれの社員がやる気になり、事業が伸びていけばいい。『人が原資』だからだ。それで成長に限界があれば、助けを出す」
--東南アジアを軸とした海外事業は
「ベトナムでは工業団地から始まったが、住宅やマンションなど当社が持つ各事業をどう生かすかが基本。各国の需要に合わせてやる。アジアでは日本への信用が高い。世界に日本の商品・技術をもっと売り込み、2015年度に海外売上高1000億円以上を目指したい」
--創業100周年の2055年に売上高10兆円という構想もある
「私どもの夢。具体的な戦略はまだないが、人間が生きていくためには夢が必要だ」(西川博明)
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【プロフィル】大野直竹
おおの・なおたけ 慶大法卒。1971年、大和ハウス工業入社。常務、専務、副社長などを経て、2011年4月から現職。愛知県出身。