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大雪でコンビニや外食店に打撃 商品や食材届かず、店員も出勤できず
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東日本を襲った大雪によって、小売店や外食店では商品の物流や営業で打撃を受けている。このためセブン&アイ・ホールディングスは緊急チャーターしたヘリコプターで大雪被害の山梨県内店舗に商品を緊急配送するなど、各社では懸命の対応を進めているが、営業休止に至る店舗も出ている。
ローソンは17日午前、群馬、山梨の両県で弁当やサンドイッチなどの配送を中止した。午後の便も配送再開のめどが立っていないという。また、雪による停電や従業員が出勤できないなどの理由で群馬、山梨、埼玉、茨城の4県で計8店が営業を休止している。
中央道や国道20号など都心と山梨を結ぶ道路で通行止めが出ている影響で、イオンも「店舗への商品到着に遅れが出ている」(広報)といい、ファミリーマートも都心で製造しているパンの一部が山梨、長野両県に届けられない状態という。
牛丼大手の「吉野家」では、山梨県や岩手県の一部店舗で食材を届けられないこと、従業員、スタッフが出勤できないことなどから数時間、開店を遅らせたという。
また、日本マクドナルドでも、一部の店舗で、メニューを絞り込むなどの対応を余儀なくされているという。
セブン&アイは17日、大雪で物流が滞っている山梨県に向けてヘリコプター2機をチャーターし、パンなど5千個の商品を緊急配送。スーパー「イトーヨーカドー甲府昭和店(同県昭和町)」とセブンイレブン各店に分配をする。
同社によると、14日からの記録的な大雪の影響で、商品が届かない店舗も出てきているという。