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【東横線追突事故】「なぜこんな事態に」 大雪とダブルパンチ、利用者困惑

ニュースカテゴリ:社会の事件・不祥事

【東横線追突事故】「なぜこんな事態に」 大雪とダブルパンチ、利用者困惑

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東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生し破損した車両=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)  記録的な大雪となった15日未明に起きた東急東横線元住吉駅(川崎市中原区)の追突事故。始発時間帯を迎えても復旧のめどはつかず、一部区間で運休し、15日はダイヤが大幅に終日乱れた。安全装置が付いていた中での事故。「どうやって移動すればよいのか」「なぜ、こういう事態になったのか」。利用客は混乱にため息をつき、今後の不安も口にした。

隣接駅まで徒歩「普段なら15分だろうが…」

 東横線などでは15日の始発から一部で運休し、夜も同線武蔵小杉-菊名間で運転見合わせが続いた。事故のあった元住吉駅でも、戸惑いの色を浮かべる利用客が相次いだ。

 男性会社員(55)は休日で妻と予約した銀座のレストランに行くため駅を訪れた。代替移動手段を係員に尋ねたところ、約1.5キロ離れた武蔵小杉駅に歩いて行くよう求められたという。「普段なら15分だろうが雪道でどれぐらいかかるか…」。男性は、途方に暮れた様子で歩き出した。

 線路沿いのアパートに住む就職活動中の中国人留学生、魏春輝さん(28)は運休で会社説明会にも行けず、アルバイトも休みになったという。「買い物に行く気もしない。天気に事故まで重なって、困りました」と話していた。

「大けがしたかもと思うと…怖い」

 一方、事故車両に乗り合わせた乗客らからは、不安の声も漏れた。横浜市港北区の会社員、仙波紘輔さん(28)は、同僚と渋谷駅から乗車し、武蔵小杉駅で事故車両に乗り換えた。

 緊急停止を知らせるアナウンスの後、「ドーン」という衝撃とともに電車は急停車した。仙波さんは、顔を手すりにぶつけるなどした。ただ、自身は幸いけがはなかったが、駅の事務室に運ばれた乗客の中には、顔から血を流している人もいたという。

 電車には追突を防ぐ自動列車制御装置(ATC)が付いていた。それでも起きた事故に、仙波さんは「自分は無事で良かったが、大けがをしたかもしれないと思うと怖い。なぜこんなことになったのか…」と不安そうな表情を浮かべた。

【用語解説】東急東横線

 東京都渋谷区の渋谷駅と横浜市西区の横浜駅を結ぶ全長24.2キロの路線で昭和3年までに開通した。平成24年度の1日平均輸送人員は114万人。昨年3月から東京メトロ副都心線を介して西武池袋線、東武東上線との相互直通運転を開始した。

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