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味の素が新中期経営計画 16年度5割営業増益目指す
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味の素は21日、2014年度から3年間の中期経営計画を発表した。営業利益は13年度見込みと比べて47%増の910億円の達成を16年度に目指す。事業基盤が強いASEAN(東南アジア諸国連合)地域を中心に食品事業を拡大し、独自のバイオ技術を活用した再生医療関連の素材にも注力する。
中計は20年度までに食品メーカーの世界トップ10に入ることを照準に定め、各事業の成長を加速させる内容となっている。3年間で70億円のコスト削減を図り、16年度の売上高営業利益率は13年度見込みと比べて2ポイント増の8%に高める。
成長の牽引(けんいん)役となる海外事業は、主要戦略としてインドネシアやベトナム、ブラジルなどの重点5カ国で冷凍食品やローカル調味料などの新規分野に参入し、事業規模を拡大。これらの周辺国への展開も並行して加速させる。
また、再生医療への活用が期待されるiPS細胞(人工多能性幹細胞)用の培養液など、バイオ技術を活用した医薬・健康分野に新事業として取り組み、収益化を目指す。
例年なら100億円超の営業利益を稼いでいた家畜飼料用アミノ酸は、中国や韓国メーカーとの競争激化で価格が下落し、13年度は利益がゼロに落ち込む見込み。事業の立て直しが課題となっており、今後は水産やペットなどに特化した独自商品にも力を注ぎ、汎用(はんよう)品に依存しない利益構造を目指す。
都内での会見で、伊藤雅俊社長は「全事業でスペシャリティを追求し、利益の質を高める」と述べた。