富士通・ドコモ・NEC、スマホ用の半導体開発打ち切り
更新富士通とNTTドコモ、NECが、スマートフォン(高機能携帯電話)用の半導体開発を打ち切ることが27日わかった。共同出資する半導体開発会社アクセスネットワークテクノロジ(川崎市、ANT)を今夏までに清算する。3社は開発費不足で、今後、高性能で低価格な製品を生み出せないと判断し、ANTの清算を決めた。
ANTは、2012年に設立され、資本金は1億円。富士通が62.3%、ドコモが19.9%、NECが17.8%出資する。無線通信や信号を制御するスマホの頭脳とも呼ばれる「ベースバンドチップ」という半導体を開発している。
ベースバンドチップは米クアルコムがシェア4割を持ち、端末メーカーに対して大きな影響力を持っている。スマホ開発は、チップの調達力が端末投入のスピードを左右する。クアルコムは、グローバルメーカーに優先的にチップを供給しており、国内メーカーは、調達が遅れ、スマホ販売で劣勢に立たされていた。
