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「軽」打倒へ小型車の攻勢相次ぐ 世界戦略車、国内量販で収益向上

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「軽」打倒へ小型車の攻勢相次ぐ 世界戦略車、国内量販で収益向上

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 この結果、新車販売に占める小型車の割合は1996年度の4割をピークに、2013年度は26.5%まで減少した。13年度の新車販売の上位10車種に入る小型車は、HVを含めたフィットしかなく、日本では小型車の存在感が完全に失われつつある。

 高い環境性能

 それでも各社が開発の力を緩めないのは、燃費規制も重なり小型車が世界的に人気を集めているからにほかならない。ヴィッツやフィットなども世界戦略車として地位を確保している。欧州では二酸化炭素(CO2)排出量に応じて税率が決まる制度が導入されており、需要のほとんどが燃費性能に優れる小型車。新興国では「初めて車を購入するのに手が届くのが小型車」(ダイハツ工業幹部)として需要が高く、各社とも開発の主力に置いている。

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