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「軽」打倒へ小型車の攻勢相次ぐ 世界戦略車、国内量販で収益向上

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「軽」打倒へ小型車の攻勢相次ぐ 世界戦略車、国内量販で収益向上

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 トヨタも「HVは値段がまだまだ高くて、需要が限られる。20年時点でも販売の7割を占めるとみられるガソリン車の開発を見直す必要があった」(幹部)と話す。

 このため各社は、世界的に人気の小型車の国内販売を強化することこそが、収益力の底上げにつながると判断した。

 ある自動車大手のデザイン担当役員は、こうした動きに対し「日本は軽に偏るだけでなく、角張ったデザインが好まれるなど特殊」と指摘。その上で「日本での販売に力を入れたくても日本専用車では収益が上がりづらい。世界戦略車の小型車販売に力を入れるのは、世界の需要と歩調を合わせたいため」との見方を示した。(飯田耕司)

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