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【株主総会ライブ】NTTドコモ(1) 「新料金プランは値上げになる人もいるのでは」と株主

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【株主総会ライブ】NTTドコモ(1) 「新料金プランは値上げになる人もいるのでは」と株主

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 「今まで『白い犬』にさんざんやられてきた…」

 NTTドコモは19日、東京都内のホテルで、定時株主総会を開いた。昨年度(2014年3月期)は米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を投入したものの、純増数の伸び悩みを補いきれなかったほか、春商戦の販売費用もかさみ、ソフトバンクに月間販売台数や収益面などで業界首位の座を奪われた。

 今年度の巻き返しを期する経営陣に、株主の厳しい視線が注がれている。加藤薫社長は「成長軌道に向けて挑戦する1年目と位置づける」と述べ、業績改善に向けた決意を表明した。主な株主との質疑応答は次の通り。

 株主の質問 「出資した食材宅配会社は収益面に貢献しているのか。米国やインドの携帯電話事業からの撤退を決めたが、今後の海外戦略は」

 岩崎文夫副社長 「宅配はモバイルとの関係が高いので出資を決めた。ドコモショップも活用しながら集客し、会員数は順調に伸びている。ABCクッキングやモバイルの周辺事業との協業も進めていきたい」

 坪内和人副社長 「通信事業者として海外に道を広げていく。米国やインドなど、うまくいったものばかりではないが、いくつかの投資は成功した。約10年前のフィリピンの通信事業者への出資は大成功した。アジア太平洋地域を中心に9カ国、9事業者とアライアンスを組んでいる。地道に世界に仲間を増やしている」

 株主の質問 「新料金プランについて。今まで『白い犬』にさんざんやられてきた。なかったものを入れたのは非常にいいことだ。ただ、あまり通話をしない人など、大幅な値上げになってしまう人もいるのではないか」

 吉沢和弘取締役 「音声はコミュニケーションの基本中の基本だと考えている。LINEやスカイプなど無料通話アプリが出てきて、音声はそちらで使おうという抑制効果が働いていたと思う。こういった抑制を外していきたい。新料金プラン導入後、たとえば通話を利用していなかった20代女性は実際、通話時間が伸びている。使い方や状況をみながら、さらに使いやすいものを検討していきたい」

 株主の質問 「(高音質サービスの)『ボルテ(VoLTE)』が(新発売の)対応端末どうしの通話に限られているのはなぜか」

 加藤社長 「アナログの音声をデジタルに変換する際の一番新しい技術がボルテ。今ある端末への搭載はなかなか難しい。これから発売する端末はすべてボルテ対応にしていき、音声というコミュニケーションの基本を楽しんでいただきたい」

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