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ドコモ、基地局ネット不要のスマホ通信技術 来春にも実用化へ

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ドコモ、基地局ネット不要のスマホ通信技術 来春にも実用化へ

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屋内基地局装置  NTTドコモは21日、基地局ネットワークを介さずにスマートフォン(高機能携帯電話)同士で情報をやり取りできる近距離通信技術を発表した。来春にも、災害時の緊急連絡やイベント時のコミュニケーション手段などの分野で実用化を目指す。

 新技術はドコモR&Dセンタ(神奈川県横須賀市)で発表した。通信できる距離は10~100メートル。災害時など通信網が機能しない状況で、通常のネットワークを使わずに、端末間で一斉に緊急連絡などの情報を伝達できる。

 混雑したイベント会場でのチャットや伝言など、特定エリアで大人数で情報交換する際のコミュニケーション手段としても活用したい考え。

 このほか、初めて3種の周波数に対応した「マルチバンド屋内基地局装置」も発表。従来の機種よりひとまわり大きい約36×34センチの箱型で、すでに2ギガヘルツ周波数帯に対応した装置はあるが、高速データ通信「LTE」専用に使用する1.7ギガヘルツ帯、1.5ギガヘルツ帯にも対応した。屋内アンテナとともに、ビルや商業施設などの電波状況改善に役立てる方針だ。

 21日に約1万台ある従来機種からの置き換えを始めたほか、3周波数が使われている東名阪を中心に売り込む。エリア改善効果が見込める場合は無償で設置するケースもあるという。

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