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富士通、半導体生産から撤退へ 三重と会津若松工場、売却調整

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富士通、半導体生産から撤退へ 三重と会津若松工場、売却調整

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売却の方向で調整している富士通の三重工場=三重県桑名市  富士通が半導体を生産する三重工場(三重県桑名市)と会津若松工場(福島県会津若松市)を台湾と米国の会社にそれぞれ売却する方向で調整していることが18日、分かった。業績が低迷している半導体事業の生産から撤退し、IT(情報技術)サービスに事業の軸足を移す。

 富士通は家電などの画像処理用半導体を手がける三重工場を、台湾の半導体受託生産会社の聯華電子(UMC)に売却する方向で最終調整に入った。今年度内に共同で新会社を設立し、同工場を移管する。富士通は将来的に出資比率を下げて連結対象から外す。

 三重工場は、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)とも売却交渉を進めていたが、条件が折り合わず、今回、UMCへの譲渡を決めた。

 車載用半導体を生産する会津若松工場も米オン・セミコンダクターに売却する方向で調整している。

 三重工場800人と会津若松工場700人の従業員の雇用は維持する。

 富士通は半導体事業の低迷を受け、再編を進めてきた。設計・開発では2013年にアナログ半導体とマイコンを米スパンションに売却。システムLSIは今秋にパナソニックと新会社を設立する。生産からの撤退が同社の大きな経営課題となっていたが、今回の売却でようやくめどがついた。

 かつて日本の半導体産業は売上高で上位を占めていたが、設計・開発や生産に特化する海外企業が台頭。さらに積極的に大型投資を行う韓国のサムスン電子にシェアを奪われ、再編を余儀なくされた。富士通の半導体事業は設計・開発だけ残すが、事実上の撤退で、日本の半導体産業の縮小が鮮明となっている。

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