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MS、新しい人工知能技術を開発 機械があらゆるものを視覚的に認識

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MS、新しい人工知能技術を開発 機械があらゆるものを視覚的に認識

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 もちろん膨大なマシンの利用が前提とは言え、無限に多くのマシンを使うことはできないし、消費電力の観点からマシンの数は少ない方が良い。プロジェクト・アダムは、現行の他の機械学習システムと比べ、30分の1のマシン数で、2倍正確に、50倍高速に見たものを認識できるという。

 その処理能力もさることながら、この能力をクラウド経由でモバイルデバイスからでも利用できるのもポイントで、実際にデモではWindows Phone8.1のデジタルアシスタント「Cortana」を起動し、「この犬種は?」と音声で質問すると「写真を撮影して下さい」と返され、撮影すると犬種を回答。また、人間を撮影すると「これは犬ではありませんね」と答えて見せた。

 この技術を応用すると、食事を撮影するとその栄養価が表示されたり、肌が荒れている時に写真を撮ると医学的な分析をしてくれたり、野山で草の写真を撮ると、それが食べられるものかどうかを教えてくれるといったことが実現される。

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