広島県海田町に位置するもみじ銀行海田支店は、広島市東部エリアと安芸郡にある同行の支店・出張所をまとめる東部グループの統括店だ。東部グループ内にある大手・中堅法人は全て海田支店が受け持っている。
迫田寛和氏は得意先グループ課長として支店の渉外係を束ねながら、大手・中堅法人への渉外活動を担当するプレーイングマネジャー。もう一人の担当者とともに東部グループ内の大きな取引先約70社を担っている。
競合する金融機関との差別化をどう図っているのか。「企業が事業を続けていれば、良いときも悪いときもある。もちろん金利や条件面でいつでも同じ対応はできないが、全てのお客さまに常に同じ態度で接し、話を聴くように心がけている」
もみじ銀行がメーンバンクではない建設業者から「5000万円を急ぎ用立ててほしい」という申し出があったとき、当時は建設業に逆風が吹き、その業者も業績は良好といえなかった。メーンバンクにも申し出たが、後ろ向きな返事だったという。
メーンが二の足を踏む案件ながらも、迫田課長は「良いときも悪いときも」の姿勢を一貫。詳しくヒアリングしたところ、市の補助金の入金が遅れるために必要な資金だという。そこで補助金が確実に入ってくる裏付けを取った上で、もみじ銀行を入金先に指定する確約を取り付け、素早く稟議(りんぎ)を上げて3日もかけずに融資にこぎつけた。
決め手となったのは、迫田課長の「目」だ。地場の業者として古くから事業を続けてきた実績や地元での評判、経営者の誠実な態度、従業員の真面目な勤務姿勢などから総合的に将来性を評価。支店長や本部を説得して案件を通すことに成功した。=月~水曜掲載
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(編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp
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【プロフィル】迫田寛和
さこだ・ひろかず 1996年もみじ銀行入行。瀬野川支店、舟入支店、観音支店、本店営業部を経て、2012年9月から現職。モットーは「継続は力なり」。