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【GDP年6・8%減】試される「企業の底力」 自動車や家電「反転攻勢に着手」

ニュースカテゴリ:企業の電機

【GDP年6・8%減】試される「企業の底力」 自動車や家電「反転攻勢に着手」

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 内閣府が13日発表した平成26年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、2四半期ぶりにマイナス成長に転落した。4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動が表面化し、成長戦略の主役と位置づけられている民間企業の経営に急ブレーキがかかった格好だ。政府が当初から描いていた夏からの反転攻勢のシナリオを実現できるかどうか、企業の底力が試されている。

 「政策の下支えがある中で、堅調な企業業績、雇用情勢の着実な改善などを受け、プラス成長に復帰し、回復基調を続ける」。GDPについて経団連の榊原定征会長は強気のコメントを発表し、経済界として積極経営や前向きの投資を通じて、経済の好循環に対する貢献を目指すと宣言した。

 駆け込み需要の反動で国内販売が苦戦する自動車は、4~6月期の新車販売が前年同期比1・9%減の約118万台にとどまった。しかし、影響は想定内とされており、ホンダの岩村哲夫副社長は「夏休み過ぎには前年並みにまで持ってこられるのではないか」と自信をみせる。

 大手各社はすでに反撃態勢の構築に着手している。富士重工業の高橋充専務執行役員は「(駆け込み需要の反動の)影響が色濃く出ている。販売刺激策を考える」とし、マツダの藤本哲也執行役員は「下期はてこ入れを行い、確実な販売回復を狙う」と意気込む。

 家電製品も底堅い。ビックカメラによると、4月の売上高は、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの高額白物家電が落ち込み、前年同月比9・8%減となったが、「5月以降は想定を上回る速度で前年水準に回復した」(広報・IR部)。

 6月以降は、高画質の4Kテレビや調理家電、ロボット掃除機、デジタル一眼カメラなど、高単価品が売り上げを伸ばしたことで、7月の売り上げは1・7%増と力強さをみせた。

 一方で、駆け込み需要が大きかった住宅関連では、戸建て注文住宅やマンションで反動減が続く。戸建て注文住宅の場合、昨年9月末までの契約ならば、引き渡しが今年4月以降でも、特例によって5%の消費税率の適用が受けられた。「9月まではマイナスが続く可能性が高い」(ミサワホーム)など厳しい見方が根強い。

 また、不動産経済研究所によると、首都圏(1都3県)のマンション発売戸数は7月まで6カ月連続で前年同月割れが続いている。足元では人手不足などに伴う建設費上昇で、不動産会社が顧客の反応を探るために新規発売に慎重な姿勢をみせているという。

 景気回復を先導してきた高額商品についても、消費の回復ぶりは勢いを欠く。百貨店や大手商社によると、人気の高い高級ブランドや化粧品の売り上げが足元では回復傾向にあるという。しかし、「サラリーマンがちょっと頑張って手が届く価格水準の商品が動いていない」(高島屋)。

 さらに、地方経済は改善の兆候が少ない。「地域の中小企業は、仕入れや電気料金、人件費などのコスト増に加え、人手不足の影響が広がっている」(日本商工会議所の三村明夫会頭)。地方では「消費税率引き上げで、日用品の低価格志向が一層強まる」(イオンの岡田元也社長)など家計も厳しく、地方再生への取り組みは急務だ。

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