東芝、サムスンに対抗意識あらわ 最先端の3次元メモリー量産で攻勢
更新このため東芝は当面は15ナノメートルのメモリーの微細化技術の量産を軸に据え、並行して3次元の技術を確立することで16年以降に量産化し、サムスンとの決戦にのぞむ。
スマートフォンの普及などで、今後もNAND型フラッシュメモリー市場の需要は急拡大が続き「2020年には現在の10倍になる」(田中社長)。東芝はサムスンと技術開発競争で切磋琢磨(せっさたくま)しつつ市場の成長を取り込み、半導体事業を確実に利益を上げるビジネスに育て上げる方針だ。(黄金崎元)
