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日本郵便が国際宅配参入、仏・香港大手と提携 海外企業出資はグループ初
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日本郵便は3日、仏郵政公社の物流子会社ジオポスト、香港物流大手レントングループと資本業務提携し、アジア・欧州・オセアニア49カ国・地域への国際宅配便サービス「UGX(ゆうグローバルエクスプレス)」を30日に始めると発表した。企業向けが中心で、ネット通販の普及により増加している日本発アジア諸国向けの宅配需要を取り込む狙い。高橋亨社長は「新たな成長戦略に位置付けたい」と会見で述べた。
日本郵便の昨年度のEMS(国際スピード郵便)取扱数は1100万通と前年比約20%増えており、通販事業者のニーズがより高い国際宅配への参入を決めた。レントンの増資を引き受け、出資比率約15%の株主となる。海外企業への出資は日本郵政グループとして初めて。
国際宅配分野では宅配大手のヤマト運輸や佐川急便がアジア諸国に現地拠点を設けて事業展開している。
一方、後発の日本郵便は欧州2位のジオポストと世界30カ国に拠点を持つレントンのネットワークを活用し、3~4年後に年間100万個、数十億円の取扱高を目指す。
国際宅配は通関制度がEMSと異なり配達日数のブレが小さいほか、荷物をきめ細かく追跡でき、関税を差出人払いできることなどが利点。レントンが総代理店を務めるキャセイパシフィック航空系を利用し、従来扱えなかった大型の荷物も扱う。