SankeiBiz for mobile

ホテル各社、訪日客獲得に力注ぐ 「業界にとっては大きなチャンスだ」

ニュースカテゴリ:企業のサービス

ホテル各社、訪日客獲得に力注ぐ 「業界にとっては大きなチャンスだ」

更新

訪日外国人客数  増加が続く訪日外国人客の取り込みに向けて、ホテル各社が主にアジアで営業拠点の新設などの集客強化策に乗り出している。今月1日にはプリンスホテルが台湾の台北、帝国ホテルがシンガポールに拠点を新たに開設。既存の拠点でも訪日客獲得のための取り組みを活発化させている。

 「(訪日客の増加は)日本のホテル・レジャー業界にとっては大きなチャンスだ」

 プリンスホテルを傘下に持つ西武ホールディングスの後藤高志社長はこう語る。プリンスホテルは今月1日の台北に続き、今年末までにタイのバンコクにも営業拠点を設ける。1983年開設のシンガポールの拠点と合わせ、経済成長の著しい東南アジアからの宿泊客をさらに増やす狙いで、2015年度には13年度比で東南アジア向け売上高を25%増とする目標を掲げる。

 帝国ホテルも、東南アジアからの宿泊客獲得に力を注いでいる。同社にとってアジアでは初となる自前の営業所を今月1日にシンガポールに開設。東南アジアの現地企業に帝国ホテルのブランドを売り込むほか、強みとする富裕層の呼び込みなどに取り組む考えだ。

 ホテルオークラは現状、海外で営業拠点を新設する予定はないが、韓国、香港などのアジアや欧米に計6カ所ある既存の営業所で訪日客獲得の取り組みを強化している。

 昨年からは現地の旅行代理店を集めた商談会をアジア各地で積極開催しており「代理店が企画する訪日旅行で当社のホテルを組み込んでもらうなどの働きかけを強めている」(広報担当者)という。

 訪日客は昨年、初めて年間1000万人を突破。今年は前年を2割以上も上回って推移しており、通年で1200万人台に達するとの期待が高まる。訪日旅行が割安となる円安傾向の定着に加え、昨年からの東南アジア向けビザ緩和など背景に、宿泊客に占める外国人の比率は軒並み上昇基調にあり、ホテル各社の訪日客獲得に一段と拍車がかかりそうだ。

ランキング