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玩具年末商戦、本命は妖怪ウォッチか けん玉、動画、たまごっちも注目
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パーツを取り替え多彩な技を磨くバンダイの「ケンダマクロスSケルベロスバレット」。年末期待の商品だ 人気ゲームとなった「妖怪ウォッチ」の快進撃に追い付けと、玩具メーカーが年末商戦に向けて動き始めている。スマートフォンのような遊びを子供でも楽しめるハイテク玩具があれば、けん玉を現代風にアレンジした玩具もあって、多彩なラインアップで子供の心をキャッチし、大人の財布を緩めさせようとしている。
「大人気の6秒ループ動画をカンタン撮影・編集・再生」。そんな触れ込みで、タカラトミーが11月に発売を予定している玩具が「ジョブアカデミー マジカルシックス」だ。スマホより小さめのボディにカメラがついていて、ボタンを押すと6秒間の動画を撮影できる。数秒ごとに分けて撮った動画が自動でつながるようになっていて、物が消えたり、自在に動いたりするようなトリック映像を簡単に作成できる。
不思議な映像を作り出せるスマホ向けアプリとして人気の「Vine(バイン)」が持つ機能を、スマホが持てない子供でも楽しめるようにしたもの。色のアレンジやBGMの追加なども可能で、作成した映像はマイクロSDカードに保存して取り出し、パソコンなどからネットに投稿できる。価格は税抜き7000円。
タカラトミーでは、コミュニケーションプリの「LINE(ライン)」と似た遊びを楽しめる玩具「マイタッチスマート」のシリーズも展開中。スマホに憧れる子供層をこれらの玩具で取り込んでいく。
9月に東京都内で開かれた玩具メーカーの商談会「クリスマスおもちゃ見本市2014」で発表された「プロが選んだ今年のクリスマスおもちゃ」では、男の子向け玩具で1位が「DX妖怪ウォッチ タイプ零式」、3位が「DX妖怪ウォッチ」、4位が「妖怪メダル零 Z-2nd~イマドキ妖怪パラダイス!~」と、バンダイの「妖怪ウォッチ」関連玩具が並んで勢いを見せつけた。7月にレベルファイブから発売されたゲームソフト「妖怪ウォッチ2」は、累計出荷本数が200万本を超える大ヒットとなっており、玩具ともども一大勢力を築いており、年末の市場を一色に染めそうだ。
女の子向け玩具では、「たまごっち」シリーズの最新作で、9月27日に発売されたバンダイの「TAMATAGOTCHI 4U」が1位となったが、5位のタカラトミー「アナと雪の女王 クリスタルコンパクト」をはじめ、人形やキャラクターに変身できる衣装など、「アナ雪」関連が10位までに4品入った。“レリゴー”ブームは劇場からそれぞれの家庭へと移って、当分の間続きそう。
「プロが選んだ今年のクリスマスおもちゃ」では、雑貨・その他の部門でバンダイの「ケンダマクロスS ケルベロスバレット」、3位に幻冬舎エデュケーションの「SUPERけん玉」が入った。バンダイの「ケンダマクロス」シリーズは、パーツを取り替えさまざまな技を見せて競い合う。「SUPERけん玉」はアクションによって音やメロディを鳴らして楽しむ。
古くからある遊びを現代風にアレンジしたものでは、何度もブームになっているバンダイの「ハイパーヨーヨー」が知られている。けん玉の場合は、日本発でありながら海外で話題になっており、すぐれた技を動画サイトで披露する外国人プレーヤーも出現している。
多彩な技を見せて楽しむバンダイと、光や音の効果を楽しむ幻冬舎エデュケーションとでは遊び方に違いがあるが、それぞれにファンを得て、世界的なけん玉ブームを彩りそうだ。