SankeiBiz for mobile

「芯が折れない」宣伝文句は本当だった…ゼブラのシャーペン「デルガード」が発売

ニュースカテゴリ:企業のメーカー

「芯が折れない」宣伝文句は本当だった…ゼブラのシャーペン「デルガード」が発売

更新

ゼブラが新発売したシャーペン「デルガード」を使う。乱暴に書いても確かに芯が折れない  「どれだけ力を込めても芯が折れない」とゼブラが大見得を切って開発したシャープペンシル「デルガード」が12日、全国の文具店などで発売された。果たして本当に折れないのか、編集部で早速入手して試してみたところ、普通の使い方では極めて折れにくいであろうと皆が納得した。ゼブラはこの製品で三菱鉛筆の大ヒット商品「クルトガ」に挑戦する。

「本当に芯が折れない」と驚き

 男女何人かの編集担当者らで試してみた。

 ごく普通に使う芯の長さにノックして、一般的な姿勢でシャープペンシルを握って、やや乱暴なタッチで強い筆圧をかけて試してみたが、確かに芯が折れない。

 「本当に芯が折れないですよ」(アルバイト女性ら)と一様に驚いて、思わず口に出してしまう。

 この製品は、芯が折れないように、2つの工夫がなされた。ひとつは、芯に垂直方向の力がかかると、内蔵スプリングが作動して芯が内側に戻る仕組みとなっている。

 もうひとつは斜め方向に筆圧がかかると、芯をガードする金属部品が内側から降りてきて、プロテクターよろしく芯を保護する。

 この2つの特殊な機構に守られて、真上からと斜め上の2方向から過度な力がかかっても、芯を保護するような仕組みが実現したという。

 しかもこの複雑な内部機構の動きは「指先に伝わることなく、使っていて全く違和感がない」(男性編集部員)点が特筆されるという。また「斜め上からかかる力から守る仕組みには驚いた」と別の編集部員は言う。

 「ノック3回」が分岐点だそうで、4回ノックした長さになると、ガードがきかなくなり、折れる。「確かに4回ノックなら折れる。でもこんなに芯を伸ばしては使わない」(別の男性編集部員)と、納得した。

 「どれだけ力を込めても」という宣伝文句は大げさだろうが、普通の使い方と限定すれば、看板に偽りはない。

 ゼブラによると、芯を誘導、ガードする部品があることで、芯が短くなっても内部で芯が詰まることが防げる長所もあるそうだ。

王者クルトガに挑戦

 シャープペンシル市場は販売数量は減少傾向にあるものの、安値競争は底を打ち、単価アップもあって、出荷金額は150億円近くまで増えてきた。

 この市場をリードするのが三菱鉛筆の「クルトガ」。これも特殊機構を使うことで、常に芯が尖った状態で筆記できる。

 この機能がシャープペンシルの主要ユーザー層である中高校生に大ウケし、2008年3月発売から先月までの6年半で5000万本が売れた。

 ゼブラのデルガードは、この王者クルトガに真正面から挑戦する構えだ。「歴史もあるのですぐには勝てないだろうが製品には自信がある。販売目標は来年3月末までの年度内に200万本を売りたい。当社のシャープペンシルとしては、かなり大き目の目標です」とゼブラ広報室の池田智雄氏は言う。

 価格もクルトガのスタンダードモデルと同じ税別450円に設定した。編集部員らは「芯が折れない分、替え芯を買う量も減る」「芯が折れるストレスから解放される」と好感、「この金額を支払う価値は十分ある」と評価する。

 製品発表後に話題になったこともあり、「文具店などからの事前の引き合いがかなりいい。予定より増産して製品の供給に努める」(ゼブラ池田氏)と、まずは好スタートを切った。

ランキング