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日産、ミニバンタクシーの狙いと課題…セダンと同等の価格、訪日客増も追い風

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日産、ミニバンタクシーの狙いと課題…セダンと同等の価格、訪日客増も追い風

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 日産自動車が来年6月から、タクシー専用車を背の高いミニバン型に切り替える。国内はセダン型が主流で、トヨタ自動車がシェアの大半を握っている。ミニバン型は荷物がたくさん積め、乗り降りしやすいなどのメリットがある。日産は米国などに続いて、国内でもミニバン型タクシーを投入。子育て世代や高齢者のほか、2020年の東京五輪に向けて増加が見込まれる外国人観光客などの需要を取り込み、巻き返しを目指す。

 ニューヨークで採用

 「セダン中心の市場にミニバンを入れるのは大きなチャレンジだ」

 日産の担当者は強調する。今年9月にセダン型の「セドリック」の生産を中止。“退路”を断って、来年6月下旬にミニバン型の「NV200タクシー」を発売することを決めた。

 NV200タクシーは、世界40カ国以上で発売している商用車「NV200」がベースだ。すでに類似モデルが米ニューヨーク市で「次世代イエローキャブ」として採用されている。

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