ホンダ新型セダン「グレイス」は“万全の品質” HVだけ展開した理由は?
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「ホンダはこれまで『N』シリーズで軽復権を果たし、コンパクトクラスが伸びるなか小型SUV(スポーツ用多目的車)でヴェゼルを投入した。次に4ドアセダンを投入することで、コンパクトクラスを盤石にしたい」
「海外では『シティ』のモデル名で先行販売しているが、インドではディーゼル、南米ではバイオエタノールなど、それぞれの国に必要な動力源を使っている。日本でHV専用展開にしたのは、ユーザーのHV志向が非常に高いからだ。燃費などの経済性だけでなく、環境への配慮を周囲に示す面でもHVの需要が高い」
「ありません」
「トヨタ自動車のプリウスだろう。これまではセダンのHVが欲しい人はプリウスかカローラかという選択肢しかなかった。輸入車では独メルセデス・ベンツやBMWもセダンが売れているが、それは質感やデザインが素晴らしいからだ。われわれは5ナンバーHVだがデザインもすごく格好良く、装備もセダンらしい装備にこだわった。このカテゴリーで革新を起こしたい」
