なぜ「スシロー」は社長交代に踏み切ったのか プロ経営者の手腕に注目
更新取締役最高顧問に退いた豊崎賢一・前社長(49)は、「国際感覚があり、経営のプロという観点から選んだ」と水留氏起用の理由を説明した。
スシローは1月15日現在、回転ずしの「スシロー」を日本で383店、韓国で7店の計390店を営業。水留氏は今後、国内外で店舗網を拡大するなど成長戦略を加速させる。
トップ交代はファンドの意向?
スシローはなぜこのタイミングで社長交代に踏み切ったのか-。
スシローの足元の業績は好調だ。平成26年9月期の売上高は前期比6%増の1270億円と過去最高を更新している。必ずしも「豊崎体制」に手を入れなければいけないようにはみえない。
豊崎社長は「さらに上を目指すため」と意義を強調するが、そこには24年にスシローを買収した英投資ファンド、ペルミラの意向もあるようだ。
