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シニア向けスマホ市場が活況…KDDI「BASIO」投入で大手そろい踏み
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KDDIがシニア世代向けに発売した「BASIO」 シニア世代向けスマホ市場が活況を見せている。NTTドコモ、ソフトバンクに続いてKDDIも同社初のシニア世代向けスマートフォンとなる「BASIO」を発売し、大手3社が出揃った。KDDIは使いやすさにこだわったBASIOでスマホ需要を掘り起こすとともに、充実したサポート態勢で格安スマホとの差別化を目指すという。
「浸透率が過半数を超え、スマホへのシフトが鈍化する中、シニア世代は有望な市場と考える」。KDDIがBASIO発売の理由を語る。同社の調べでは昨年12月1日現在の全世代の浸透率が53%なのに対し、60代は28%にとどまっている。まだまだ伸びる余地があるとみている。
初のシニア向けスマホ投入にあたっては使いやすさを徹底的にこだわった。「興味はあるが使いこなせるか不安を持っているシニア層は多い。機能が特化した専用スマホを提供することで携帯電話からの移行促進につなげたい」という。
相手の声の速度を落として聞きやすくする「ゆっくり通話」、好みの音質に変えられる「聞こえ調整」は難聴や耳鳴りに悩む人にはとてもありがたい。音と振動で相手の声を伝える「スマートソニックレシーバー」は、通話時にレシーバーの位置が分からず通話が聞き取りづらいというシニアユーザーの意見を反映して付けられた機能だ。
近視と老眼を併発しどんなに近づけても小さな文字が読み取れず、スマホの画面を近づけたり離したりしながらしかめ面をするシニア世代を時々見かける。BASIOは基本設定から文字サイズが大きい上にコントラストでくっきり見せる工夫をした。さらに「でか文字」「拡大鏡」の機能を使えばより読みやすくなる。
シンプルなホーム画面に加えて、着信すると受話器のボタンが光るなどガイド機能も充実。操作方法などで困ったときにauのお客さまセンターに簡単に接続できるショートカットアイコンがあるのも心強い。
1月19日の新商品発表会以来、インターネット上の反応を見ても「とにかく見やすい」「気軽にLINE、マップが使える」「スマホ入門機としては十分」などとスマホに関心が高いユーザーにも好印象を与えているようだ。
KDDIはBASIOの発売とともに55歳以上を対象にしたシニア向け特別料金プランを用意した。データ容量はBASIOを十分に使いこなせる0.7GBで、月額4280円、固定電話との“セット割”auスマートバリューを適用すれば同3346円になる。料金だけを見ればさらに安いMVNOのいわゆる“格安スマホ”も存在するが、KDDIがアピールするのは充実したサポート態勢だ。
「料金だけでみるのではなく、提供するサービス内容をみれば見劣りしているとは思わない。サポート面で充実しており、総合力として満足できる」(広報)とする。格安スマホは電話をかけたり動画をみたり、留守電を付けるだけでも別料金が発生するケースもあり、確かに料金を比較できないことが多い。
リモート操作や訪問サービスでサポートを受けられる有料の「auスマートサポート」について、KDDIは55歳以上のBASIO購入者に対し、通常3千円の加入料を無料とする特別キャンペーンを実施中だ。同サービスは通常でも2、3カ月目は利用料金なし、4カ月目以降に月額380円を支払う。
KDDIは「専門チームが24時間態勢で対応する。買っていただいたのに使いこなせないなどの不安はなく、安心してまずはトライしてほしい」(同)と呼びかけている。BASIOは東急ハンズが本革製カバーやストラップを用意するなど上質なアクセサリーも用意。慌てず、焦らず、優雅なスマホライフを始めるきっかけとなるか。