病気リスク検査じわり浸透 遺伝子やアミノ酸で手軽に分析、今後の課題は?
更新ジェネシスヘルスケアの遺伝子検査における市場シェアは約70%に達した。受託業務も含め、既に約40万人を解析した豊富な遺伝子データベースが強みだ。佐藤バラン伊里代表取締役は「(外国人と異なる)日本人の生活習慣病などのリスクを検査できる」という。
遺伝子検査にはこのところ多くの企業が参入している。ネット業界大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は昨年8月、最大280項目の検査ができる「MYCODE(マイコード)」の提供を始めた。「徐々に利用者が増えている」(同社広報部)という。昨年末にはヤフーやファンケルも同様のサービスを始めたほか、KDDIも参入を検討している。
医療費削減に期待
一方で、こうした病気リスク検査の普及に向けては課題もある。米人気女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝子検査の結果、乳がんや卵巣がんのリスクが非常に高かったことから乳房を切除し、卵巣を摘出した。「寿命を延ばした」(業界関係者)という評価の一方、身体へのダメージを懸念する見方もあり、大きな反響を呼んだ。

