“コーヒーバブル”で終わらせない 広がる選択肢、既存店はどうみているか
更新このトレンドに沿って同社はこの春からどちらかというと苦めだったハウスブレンドのコーヒーの味を「苦みを和らげて酸味と甘みを突出させた明るい感じの味」に一新した。
もうひとつは価格だ。コーヒーの値段を昨年秋から200円台からのオリジナルブレンドに加え、300円台の“プレミアムライン”を加えた2本建てにしている。試みに昨年5月、夏までの季節限定で100グラム数千円する希少種の豆「パナマゲイシャ」を用いたアイスコーヒーを380円で出したところ、大好評。これに意を強くして今年4月から四半期に1回ずつ豆を替えたプレミアラインを提供することにした。第一弾はフレンチプレスで提供する「ハワイコナブレンド」390円で、「このラインであの豆、この豆、どんな味?という嗜好の多様化に応えていく」としている。
プロントは朝、昼、午後、夕方、夜と時間ごとに客層が違う。顧客ごとに来店する時間が決まっているので、ある人はコーヒー、ある人はパスタと求める品も客ごとに決まっている。

