ソニーが開発中の「仮想現実」を試してみた 大げさではないリアリティ、広がる様々な世界
更新もうひとつのデモソフトは、SCEの「ロンドンスタジオ」によるもので、すでに市販されている棒状の「モーションコントローラー」を使用した。
まずは、スキンヘッドの大男が現れ、英語でまくし立ててくる。実在していないとわかっていても、2人だけで相対している感覚があるため、怖い。叫んだり、たばこを吸ったり、火炎放射器のようなものに火をつけたり。どうやら、「私」は尋問を受けているらしい。「起こったことを話してみろ」と言われたのを契機に場面は変わり、気づくと大きな洋館の中にいた。目の前には、古めかしい棚のようなものがある。
今回、コントローラーで動かすのは「手」だった。ボタンを押すと指が動いて握る動作をする。これで引き出しを開けていくと、銃と弾薬が見つかった。右手で銃を、左手で弾薬を持って充てんする。洋館の中にはいつのまにか複数の人間が現れ、銃撃してきた。高い場所や障害物の隙間から撃ってくる敵を倒していく。こうした銃撃戦がゲームの題材になることは多いが、やはり閉ざされた世界にいるという没入感、緊張感は格別だった。
発売は来年前半の予定。価格がどのくらいになるか、立ち上がりにどのようなソフトが用意されるかが注目される。




