【家電Watch】家電参入で急成長のアイリスオーヤマ 能力主義、20代の管理職も
更新「市場を創造する」
最後に、大山繁生常務に、現在のアイリスオーヤマと今後の取り組みについて話を聞いた。ジェネリック家電という言葉が出てきたように、アイリスオーヤマの製品は、既に売れた製品を後追いしているような印象がある。
それについて大山常務は「市場を創造するような製品を開発したいというのはわれわれの大きな目標。今はバランスを見ているところ。既に出ている商品であっても、ここがこうだったらいいなというところを改善して出している。アイリスオーヤマにとって、家電というのは新しい分野であって、キャリアがない。決して今のままではない」と話す。
その一方、今後については「ノウハウを持っている人を採用し、育成している最中。家電の開発者が仙台に来ることは少ない。優秀な人材を集めるために、大阪にR&Dセンターを立ち上げた。立ち上げた当時というのは、パナソニックやシャープの大規模なリストラがあったタイミング。優秀な人材を集められるチャンスがあった」と自信を見せる。





