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マック、堕ちたブランド力…新メニュー空振り、テコ入れ不発

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マック、堕ちたブランド力…新メニュー空振り、テコ入れ不発

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 顧客離れが続く要因は使用期限切れの鶏肉問題と今年1月に発覚した異物混入問題だけではない。画一的なメニューやサービスが顧客に飽きられているという構造的問題も抱えている。

 しかし、5月の新メニューでも、抜本的な改革には踏み込めなかった。例えば、鶏肉に野菜を練り込んだベジタブルチキンバーガーは健康志向の女性や単身男性をターゲットにしたものだったが、野菜たっぷりのバーガーは、既にモスバーガーが手掛けており、目新しさに欠け、ヒットらしいヒットにはつながらなかった。

 マックは2008年に発売した通常の2.5倍のビーフパティを使った「クォーターパウンダー」以降、目立ったヒット商品に乏しく「魅力的なメニューがないという声をお客さまからいただいている」(カサノバ社長)という状況から脱し切れていない。

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