動画配信の巨人、世界制覇へ突進 「黒船」ネットフリックスが日本上陸
更新若者の人気を集めた番組「テラスハウス」の新シリーズなどを提供。月額料金制で配信する。ネットフリックスが番組の優先配信権を買い取り、著作権を持つフジは一定期間後に自社の配信サービスや地上波などでも番組を流す。
ネットフリックスのグレッグ・ピーターズ社長は記者会見で、「フジはすばらしいコンテンツクリエイター。未来におけるビジョン、チャレンジャー精神に感銘し一緒に組もうと決めた。若い層がインターネットテレビで楽しんでくれるだろう」と期待した。
またネットフリックスは、吉本興業(大阪市)と番組制作協力で交渉しているとも伝えられた。吉本がネットフリックス向けにバラエティーお笑い番組などを制作し、ネットフリックスは日本の若者に人気のあるお笑いコンテンツを充実して、会員獲得につなげる狙いがあるとみられる。
ネットフリックスの強みは、まずは安さだ。本国の米国では主流のケーブルテレビなどが月60ドル前後の視聴料をとっているが、ネットフリックスは月8・99ドル。回線敷設などの巨額投資が不要なのが大きい。
