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元シャープ・片山氏のライバルは? 日本電産・永守氏の後継レース占う

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元シャープ・片山氏のライバルは? 日本電産・永守氏の後継レース占う

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 2030(平成42)年に日本電産を売上高10兆円企業にすることを目指す永守氏にとっては、片山氏が主導する新たな事業創出にかける期待は大きい。

 会社愛と持続的な努力

 実績主義を強調する永守氏が後継者に求めるキーワードがもう一つある。それは「会社愛」だ。

 永守氏は株主総会後の会見でこうも述べた。

 「日本電産をこよなく愛してくれる人でないといかんわね。ワンマンプレーで大きな実績があがる仕事ではない。チームワークでやらないかん」

 昭和48年に仲間4人で京都市内のプレハブ小屋で創業し、40年余りをかけて平成27年3月期連結決算で売上高1兆円超を達成した永守氏は、この会見で独特の後継者観を披露した。

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