中国流?“爆買いゴミ”で関空悲鳴 所かまわず商品の外箱など大量廃棄
更新五輪特需で“爆買い”今後も増加
円安をはじめビザ発給要件の緩和、そして相次ぐ格安航空会社(LCC)の就航などが原因で、中国、台湾、韓国や東南アジアなどの訪日外国人客が急増。昨年度の関空国際線の旅客数は、前年度比12%増の約1352万人で過去最高を記録。うち外国人旅客数は同41%増の699万人で、開港以来、年度で初めて日本人(630万人)を上回った。
今年上半期(1~6月)の運営概況(速報値)でも、国際線は前年同期比21%増の756万人で、外国人が58%増の458万人を占め、いずれも過去最高記録を更新しており、2020年の東京五輪に向け、記録の更新は今後も続くとみられている。
関空でも搭乗直前に免税店で大量の土産物を購入して機内持ち込みの制限を超え、預け入れ荷物に変更するのに手間取って航空機の出発に遅れが生じるなど、ゴミだけでなく空港運営全体にも影響がでかねない状態になっている。
新関空会社では「状況をみて清掃員のさらなる増員や公共マナー紹介グッズ配布などを考えていきたい」と話している。




