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なぜ?鳥取で“コーヒー戦争” 豊かな文化、今につながる“味の記憶”

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なぜ?鳥取で“コーヒー戦争” 豊かな文化、今につながる“味の記憶”

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 大手コーヒーチェーン店「スターバックスコーヒージャパン」(東京)の国内最後の進出地となった島根、鳥取両県で、熱い“コーヒー戦争”が展開されている。島根県ではJR松江駅構内にあるスタバ店舗近くに今秋、同じ大手チェーン店「ドトールコーヒー」が県内初進出することが決定。一方、鳥取県でも豪州系チェーン店「MuzzBuzz(マズバズ)」の出店計画が明らかに。山陰地方はもともとお茶やコーヒーをたしなむ文化が盛んといわれる。マズバズの場合、鳥取砂丘前の国立公園内の出店のため景観上の問題がクリアできず交渉が難航しているが、いずれにしても、最近オープンした地元の話題店や他の大手チェーンも巻き込んで今後はコーヒー店の激戦区になりそうだ。(福本剛)

スタバ近くに「ドトール」島根初進出

 JR松江駅構内の商業ゾーン「シャミネ松江」内にあるスタバ店舗は、山陰地方の聖地的存在として知られている。

 都道府県別で46番目の島根県初出店となった平成25年3月27日のオープン時には店外にまで長蛇の列が続き、その様子がマスコミなどでも報じられるほどの注目を集めた。初日の売り上げは国内店舗での開業日最高額を記録し、一躍、松江の人気スポットとなった。

このニュースのフォト

  • 鳥取県第1号店のスターバックスコーヒーシャミネ鳥取店=鳥取市
  • 松江市の玄関口のJR松江駅。構内に今秋、ドトールコーヒーの進出が決まり、コーヒー戦争の機運が盛り上がっている
  • 平井伸治知事(中央)に鳥取出店を報告したマズバズジャパンの原拓也社長(左)、遠田兼人専務(右)=鳥取市の県庁
  • マズバズがオーストラリアで展開しているドライブスルー型の店舗(マズバズジャパン提供)

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