SankeiBiz for mobile

なぜ?鳥取で“コーヒー戦争” 豊かな文化、今につながる“味の記憶”

記事詳細

なぜ?鳥取で“コーヒー戦争” 豊かな文化、今につながる“味の記憶”

更新

 そんななか、同じ駅構内に今度はドトールコーヒーが10月にも島根県初進出をすることが発表された。しかも、改札口から最も近い場所にドトールがオープンすることから、スタバにとっても強力なライバルになりそうだ。

 ドトールの広報担当者は松江駅構内に出店する理由について「やっぱり最も人が集まる場所として考えた」と説明する。同じ駅ビル内にスタバ店舗があることは承知しているとし、「特別なことはせず、ドトールの通常メニュー、サービス、スタイルで臨む」と自信を見せる。

 駅ビルを舞台にした「スタバvsドトール」の激突に、近くの男子大学生(21)は「選べるようになるのが良い。どちらも利用したい」と歓迎する。地元関係者の間からも「新たなコーヒー戦争のはじまり」と指摘する声もあがっている。

 最後の進出地・鳥取県は国際的な激戦区に

 スタバの国内最後の進出県となった鳥取県では、同県の平井伸治知事の「スタバはなくても日本一のスナバ(鳥取砂丘)がある」という発言をきっかけに、地元企業が昨年4月にJR鳥取駅前で「すなば珈琲(コーヒー)」をオープン。

このニュースのフォト

  • 鳥取県第1号店のスターバックスコーヒーシャミネ鳥取店=鳥取市
  • 松江市の玄関口のJR松江駅。構内に今秋、ドトールコーヒーの進出が決まり、コーヒー戦争の機運が盛り上がっている
  • 平井伸治知事(中央)に鳥取出店を報告したマズバズジャパンの原拓也社長(左)、遠田兼人専務(右)=鳥取市の県庁
  • マズバズがオーストラリアで展開しているドライブスルー型の店舗(マズバズジャパン提供)

ランキング