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ダイエー、特別な地で反転攻勢 往年の輝きを取り戻せるか

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ダイエー、特別な地で反転攻勢 往年の輝きを取り戻せるか

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 それでもダイエーは赤字体質から抜け出せず、今年1月、イオンの完全子会社となった。ついにイオンがダイエーを完全に飲み込み、抜本改革に乗り出すという姿勢を鮮明にした形だ。

 そのなかでイオンの岡田元也社長は「ダイエーの屋号はなくなる」と表明。ダイエーの落日を象徴するような発言だった。

 とはいえ、ダイエーには長年のファンが多く、「屋号が消えるのは寂しい」という声は根強い。これまでは過剰投資の負の遺産に苦しみ借金返済が優先されてきたが、店舗投資で反転攻勢に転じる。ダイエー関係者も「屋号が残る可能性はゼロではない」と淡い期待を寄せる。ダイエーの改革が消費者の心をつかみ、V字回復を果たせばイオンもダイエーの価値を見直すかもしれない。

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  • ダイエー神戸三宮店では、鮮魚売り場を注文に応じて調理する対面式にした=神戸市中央区
  • 食品に特化した「フードスタイルストア」として生まれ変わったダイエー神戸三宮店=神戸市中央区

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