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東芝の「止血」と「決別」 PC・白物統合検討 実現なら構造改革が進展も 

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東芝の「止血」と「決別」 PC・白物統合検討 実現なら構造改革が進展も 

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 富士通、VAIO(バイオ)とのパソコン事業の統合に加え、シャープの「白物家電」との統合案も浮上し、東芝の構造改革は一気に加速する可能性が出てきた。10月に基本合意したソニーへの半導体生産ライン売却も4日、契約締結にこぎつけた。赤字続きで懸案だったパソコン、白物家電を含めた家電事業は改革の“本丸”とみられており、早期に道筋をつけられるかが焦点だ。(高橋寛次)=1面参照

 東芝の平成27年4~9月期のパソコン事業の売上高は2450億円。不採算地域からの撤退という要因もあるとはいえ、前年同期から27%も減少した。テレビと白物家電を含めた「ライフスタイル分野」としては425億円の営業赤字を計上。赤字幅は前年同期の約3倍に膨らんだ。

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