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アナログ製品の人気再燃 パナソニック&ソニーはレコードプレーヤー 富士フイルムはインスタントカメラ

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アナログ製品の人気再燃 パナソニック&ソニーはレコードプレーヤー 富士フイルムはインスタントカメラ

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 一方、撮ると印刷された写真がすぐに出てくるインスタントカメラはデジタルカメラの登場などで需要が減ったが、富士フイルムがチェキを10年に発売し、現在は同社が市場をほぼ独占している。

 カメラ付き携帯電話の普及で一時販売が激減したものの、韓国のテレビドラマで登場人物が使っていたことなどを契機に人気に再び火が付き、21年度以降、前年を大きく上回るペースでの拡販が続く。同社は10~30歳代の女性に受けるかわいらしいデザインの製品を拡充したほか、カードサイズの写真にペンで書き込むなどの楽しみ方も提案し、ファンを増やしてきた。

 富士フイルムホールディングスの古森重隆会長は、「デジタル世代の方々は、アナログを逆に新鮮に感じている」と指摘する。

 各社はアナログの良さを打ち出すためにデジタル技術も活用。富士フイルムはチェキのフィルムにスマートフォンで取った画像を印刷する機器も取り扱っている。(高橋寛次)

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  • CESに出展された「テクニクス」のレコードプレーヤー=5日、米ラスベガス(AP)

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