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“花道”なく後継者はイバラの道 関電、逆風下での社長交代

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“花道”なく後継者はイバラの道 関電、逆風下での社長交代

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 22年に社長を退いた森会長も25年ごろから次期社長に経営を引き継ぐタイミングを常に探っていたというが、「高浜3、4号機の再稼働はいよいよバトンを渡すいいタイミングと思っていたのだが…」と話す。

 ある関電以外の財界幹部は「もし自分の会社が同じ状況なら社長交代どころではない」と疑問視する。このタイミングで社長を交代すれば、八木社長の引責とも受け取られかねない側面もあったからだ。

 ただ、森会長は引責などの見方を否定し、「新たに競争時代には新しい経営体制で臨むのが最も良いと決断した」と強調した。

 問われる手腕

 「電力自由化になると利用者の声にスピーディーに対応し、即断即決する必要がある。変わり続ける決断をいかにするかだ」

 次期社長の岩根副社長はこう語った。

 新電力や他地域から越境してくる大手電力は関電より安い料金プランを提示している。価格競争が激化するなか、電気料金を値下げできる切り札だった「原発の再稼働」が封じられたことで関電から顧客流出が加速することが予想される。

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  • 会見で大津地裁の仮処分決定への対応などを説明する関西電力の八木誠社長=3月28日午後、大阪市北区

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