セブン&アイ・ホールディングス 鈴木敏文名誉顧問一問一答(下)「後継者のことは考えていた。変化を読み取れる人だ」「資本と経営の分離は当たり前」
更新--経営者としてやり残したことは
「言えばきりがない。常に挑戦するのが経営者だ。私がやっていれば、また新しいものに挑戦していただろうが、何をやるかはそのときでないとわからない」
--グループトップだった24年間、後継者の育成や退任について考えたことは
「それはあった。70歳を過ぎれば後継者のことは考えていた。そういう質問も記者の皆さんから遠回しに受けていたがすぐに答える問題じゃないから、『いずれ誰かがやるでしょう』といった形で答えていた。常に後継者は誰にしようかというのは考えていた」
「一番の条件は変化を読み取ることができる人。そういう素質がないと特にセブン-イレブンのような小さい店を毎年伸ばすことは難しい。真面目だからいいとかではない」
--結局なかなか見つからなかったのではないか
「毎日の仕事を続けている中でも、突然急死したら後はどうしようかとかは考える。そういうこともありうるし、そういう経営者もいる。そうなったら後を誰かがやらないといけない。そういうことがあり得ると常に考えていた。ただ、そうなったときには誰かがやってくれるとも思っていた。誰かに辞めろといわれたわけではないが、今回はある意味で辞めるチャンスだと思って退いた」


