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マツダのカラーデザイナーに聞く 「とにかく独自性を」「会社の思いを色で表現」

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マツダのカラーデザイナーに聞く 「とにかく独自性を」「会社の思いを色で表現」

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--普段から意識していることやインスピレーションは。

 「例えばきれいな海を見て『青』というような、単純明快なインスピレーションは私の中にはありません。人にとって心地いい世界ってありますよね。濁った海や湖を見ても美しいとは思いませんよね。本当にピュアで透明度の高いものが人間にとって美しいのであれば、理屈抜きで美しいと思えるものをヒントにカラーを創作していきます。表面的にそれが青だから単純に青をやりました、というのであれば、何か新しいことはできないと思っています」

--マツダにもセダン、ハッチバック、SUVなどあるが、色を作るうえで車種によって意識は変わるのか。

 「それは色の目的によって変わります。ソウルレッドは『魂動』デザインを象徴する色として作ったので、例えば『SUVだったらこういう強さが欲しいね』といったことは意識していません。ただ、過去にはSUVのコンセプトやターゲットイメージに向かって色を作ったケースもあります。大きく分けて二通りのやり方があるのかなと思います」

--例えばアクセラには全8色あるが、すべての現行車種に同じ8色を展開しているのか。

 「車種によって違うものもあります。特にブルー系はひとつの色で全車種を網羅することが非常に難しいです。デミオはけっこう鮮やかな青を使っていますが、それをアテンザのような上級なクルマに使うと子供っぽさが出てしまいます。赤も単純に鮮やかな色だと上級なクルマに合いませんが、鮮やかさと深みを両立したソウルレッドなら小型車はもちろん、上級車に塗っても違和感がありません。お客さまには『大人っぽいソウルレッドに惚れて買った』と言っていただきました。まさにそういう狙いで作っているので、嬉しい限りです」

このニュースのフォト

  • ソウルレッドに塗られた(手前から)CX-3、ロードスター、デミオと、新色マシーングレーで塗装されたアクセラ
  • 「マツダ=赤」マツダがこれまで発表してきた、赤色のプロダクションモデル

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