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MRJ初飛行1年、現地ルポ 米国で開発加速 親日の町は歓迎ムード

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MRJ初飛行1年、現地ルポ 米国で開発加速 親日の町は歓迎ムード

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 心強い味方になるのが、コンサルタント契約を結んだ飛行試験業務の専門会社エアロテックだ。シアトルに本社を置き、ボーイング機の開発に携わってきた実績がある。リー・ヒューマン社長は「MRJの成功のため全面支援する」と語り、従業員300人のうち約7割をMRJに投入する。

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 三菱航空機は「最高のパートナー」(MFCの岩佐一志副センター長)の協力を得て経験不足を補う。今後は標高の高いコロラド州の空港や、寒冷地の気候を再現できるフロリダ州の研究施設など、北米各地でさまざまな試験に臨む。

 日本とゆかり

 グラントカウンティ国際空港は2000ヘクタール以上の敷地内に工業団地を抱え、産業の集積地としての顔も持つ。日本から製薬や電子機器の大手が進出しており、MRJによる宣伝効果で日系企業の一段の誘致に期待が高まる。

 「MRJ1号機が鳴り物入りで着陸」。MRJの到着を大きく報じたのは地元の新聞コロンビア・ベイスン・ヘラルド紙。エリック・ラフォンテイン代表は「多くの日本人が町に来れば、住居や食事で経済に貢献してくれる」と指摘した。

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