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「アサヒの酎ハイはどうせ売れない」を覆した「もぎたて」大ヒットの理由

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「アサヒの酎ハイはどうせ売れない」を覆した「もぎたて」大ヒットの理由

配信元:ITmedia ビジネスオンライン 更新

 世間で売れていた他社の酎ハイは、アルコール度数7%以上のレモンとグレープフルーツのフレーバー。宮广さんは「当社もその王道(売れる)要素を取り入れた商品を何度も開発してきましたし、逆にニッチな市場を攻めた商品にもチャレンジしてみました。しかし、ヒット商品は生まれませんでした」と振り返る。

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 どうすれば売れる酎ハイを作れるのか--。宮广さんは原点に立ち返り、まずユーザーが抱いている「(缶)酎ハイに対する潜在的な不満」を徹底的に掘り起こそうと考えた

 “理想の酎ハイ”を実現するために5000人規模のアンケート調査と360人のインタビュー調査を実施した。特に力を入れたのがインタビュー調査。これまで同社は商品開発において100人を超えるインタビュー調査を実施したことはほぼなかったが、潜在ニーズを引き出すためには数をこなす必要があったという。

 「もっと詰めよう、もっとニーズを引き出そう--と、のめり込んでいくうちに気が付いたら当社史上最大規模の市場調査になっていました」

 調査は納得いくまで続けた。当初は2014年に発売する予定だったが、調査期間は約3年を要し、2年遅れの2016年の発売となった。

 この徹底したニーズ調査で見えてきたのは、これまでの酎ハイには「人工的な味(雑味)や香りがある」という不満があること。そして居酒屋にある「生搾りレモンサワー」のように、新鮮で雑味もなく果実感溢れる酎ハイが理想だということだった。

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  • もぎたての新フレーバー「新鮮 オレンジライム」
  • 他社製品を圧倒するフレッシュさを実現(出典:アサヒビール)
  • 宮广朋美さん

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