「アサヒの酎ハイはどうせ売れない」を覆した「もぎたて」大ヒットの理由
配信元:ITmedia ビジネスオンライン 更新「高温殺菌による劣化は仕方がないもの--。これが業界全体の常識でした。しかし、劣化を諦めてしまえば、ユーザーが求めている理想の酎ハイは実現できません。常識を疑い、実験を繰り返した結果、今までよりも低い温度で微生物を排除できることが分かりました」
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こうした試行錯誤によって生み出された「アサヒフレッシュキープ製法」(特許出願中)によって、レモンの風味を感じる香気成分濃度が他社製品の10倍も高くなるという実験結果も得られた。
「他社製品と同じぐらいのおいしさではユーザーは振り向いてくれません。ブランドが生き残るためには、おいしさで圧倒し、そして、他社がマネできない技術が必要なのです」
「どうせ売れない」という社内外の意識を変えた
宮广さんはプロジェクトリーダーとしてメンバーのモチベーション向上にも努めた。同社の場合、通常であれば商品の中身やネーミング、キャッチコピーなどを完成させてから販促のプロジェクトチームを立ち上げるのだが、宮广さんは商品のコンセプトと中身(成分)以外何も決まっていない段階から、多くのメンバーに加わってもらった。
「『うちの酎ハイは売れない』という印象が全社的に根付いていました。それではモチベーションも上がりませんし、ヒット商品を作ることはできません。商品を完成させていく過程から多くの人に関わってもらうことで、より強い当時者意識を持ってもらい、団結力を高めようと考えました」



