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レクサス、個性磨き独勢崩し 前例破りのデザイン性で「ドイツ御三家」に挑戦状

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レクサス、個性磨き独勢崩し 前例破りのデザイン性で「ドイツ御三家」に挑戦状

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 実際、米有力専門誌「コンシューマー・リポート」の調査がその事実を如実に物語っている。同誌が昨年10月にまとめた性能や品質、使い勝手など信頼に関する自動車ブランドの調査で、レクサスは4年連続で首位となった。一方で、同じ専門誌が3月にまとめた所有者の満足度などを基に決める17年版のブランドランキングでレクサスは4位と、ドイツの高級車メーカーの後塵(こうじん)を拝している。

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 1989年生まれのレクサスは、20世紀初頭に誕生したメルセデス・ベンツ、BMW、アウディという「ジャーマン3」と呼ばれるドイツの御三家には歴史ではどうあがいても太刀打ちできない。長い歴史と伝統が息づくブランドに対抗しうる唯一ともいえる武器は商品力を高める以外に方法はない。

 福市氏も「ブランドイメージの向上のため車両自体が変わらなければならなかった」と話し、社内で実現不可能とされたLCの開発に挑戦した経緯をこう強調した。確かにLCは一目見ただけでレクサスのLCと分かる低重心かつ斬新なデザインで、社用車中心のセダン「LS」とは全く異なる新たな個性を打ち出した。福市氏は「感性を刺激し、驚きと感動を提供するブランドでありたいというレクサスの目指すテーマを表現した」と話し、LCで打ち出した新たな基軸への挑戦を他のモデルでも続けると“公約”した。

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  • レクサスの最上級クーペ「LC」の生産現場

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