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【酒豪女子が行く】(5)あらゆる賞を総ナメにする2人のビール職人 芸術家肌の“戦友”と若き女性の“野望”

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【酒豪女子が行く】(5)あらゆる賞を総ナメにする2人のビール職人 芸術家肌の“戦友”と若き女性の“野望”

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 当日、出口ブルワーが出迎えてくれると、「ちょっと飲んでみ」と早速できたてのビールを注いでくれた。いよいよテイスティング…企画から熟成まで3カ月かけてきたコラボビール造りのクライマックスだ。

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 赤みがかった濃い琥珀色が、見慣れたラガーとは違うどっしりとした“クラフトビール”らしさを醸し出している。グラスを鼻に近付けると華やかなホップの香りが広がる。

 グイッと一口。

 「ん~~おいしい!」。やはり言わずにはいられなかった。見た目とは裏腹に口当たりは軽やか、スッキリとした喉越しで何杯でもいけそうだ。出口ブルワーは「『ビール=大手のラガー』っていう先入観を捨てて別物と思って飲んでほしい」と話す。「見た目や香りはいかにも“クラフトビール”っぽくしてる。一見、ボディ(味わいの濃さやコク)はインパクトがあるけど、飲んだらさっぱりとシャープやろ。このギャップを楽しんでほしい」と、クラフトビールを初めて飲む人にとって目にも口にも美味しく味わえるよう工夫をこらす。

 「でも、『辛口』っていうコンセプトがずっと引っかかってんねん」。険しい表情をした出口ブルワーの口からドキッとする言葉が飛び出した。あぁ、なんだか悪い予感。「これで『辛口』って言える? なんか足らんと思うんや」。

 出口ブルワーは眉間にしわを寄せ何度もテイスティングを重ねる。たしかに「辛口」と謳っているわりにはスッキリとまとまりすぎているかも…いやいや、それでも充分美味しいし、とにかく時間がないのだ。すでに予約を受け付けており、今月20日からは出荷し始めなければならない。「早く詰めちゃおうぜ!」と言わんばかりに焦る酒豪女子など全く意に介さず、出口ブルワーは一言。

 「あと1日待てるか? 『辛口』っぽさを出す秘策がある」

 これから味を変えるなんて博打すぎない(涙)? 辛口の極上ビールはちゃんと完成するのか。6月26日(月)から掲載予定の最終回で全貌が明らかになるぞ!

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 この連載では、盛況のクラフトビール業界で注目を集める伊勢角屋麦酒の秘密に迫る。自称“酒豪女子”の記者が実際にビール造りに挑戦。3カ月かけて商品企画から販売まで取り組んだ。(SankeiBiz 久住梨子)

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このニュースのフォト

  • 出口善一ヘッドブルワー
  • 「ワールドビアカップ2016」で銅賞受賞=Photos (c) Brewers Association
  • 金澤春香ブルワー

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