経営
わが社は「平成」 怒涛の時代の生き証人も“老舗”へ 社名からキーワードを読み解く
1989年1月8日。昭和天皇の崩御で元号が「平成」に変わった。それから30年が経過する2019年4月30日に平成天皇が約200年ぶりに生前譲位し、「平成」の幕が閉じるまで1年あまりとなった。「平成」を社名に冠した企業から時代の“キーワード”が浮かび上がる。(東京商工リサーチ特別レポート)
◆元号別の企業数 「平成」は「昭和」の半分
本調査は、東京商工リサーチの企業データベース(317万社)から社名に元号(平成、昭和、大正、明治)を含む企業を抽出し、このうち社名に「平成」を冠した企業を分析した。元号は、漢字の「平成」の他、かな・カナ・英文表記を含む。なお倒産企業や休廃業・解散企業は含まない。
社名に「平成」を冠した企業(以下、「平成」企業)は全国で1270社で、登録企業数の0.04%にとどまった。また、半数の653社(構成比51.4%)は平成元年から同9年(1997年)までの設立で、「平成」の幕開け直後に集中していたことがわかった。
産業別では、サービス業他が372社(同29.2%)、建設業が334社(同26.3%)と、この2産業で706社(同55.5%)と半数以上を占めた。業種別では、建設関連、医療、社会福祉・介護事業者が多く、地方の基幹産業や少子高齢化など時代のキーワードになる企業が上位を占めた。