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「1日10万食超」大ヒットの秘密 電子レンジでも専門店より美味いコンビニラーメン

 けんちん汁にも「醤油派と塩派」がいる

 しかし私の意見では、実のところそんなブランドは一切関係ないと思っています。博多だろうが、喜多方だろうが、札幌だろうが関係なく、「ここのラーメンはおいしい!」と言ってもらえるラーメンをつくればいいのです。

 むしろ「○○なら、ここのブランドが最高」という杓子定規的な情報は、自由な発想、自由な商品開発の可能性をつまんでしまいます。例えばけんちん汁にも、醤油味や塩味などがあります。議論すると、必ず「醤油がいい」「いや、絶対塩だ」と意見が分かれるところです。しかし、どちらが本当のところおいしいのか、それが問題ではないのです。

 塩派の人も、醤油派の人も、どちらも「おいしい」と感じられるけんちん汁をつくればいい話なのですから。

 「~でなくては」という発想を捨てる

 AかBかCかという狭い枠でのマーケティングでものを考えると、どうしても小さなリニューアルしかできなくなります。

 すでにある選択肢から一度離れ、「とにかくおいしいものをつくろう」というシンプルな発想から商品はつくるものだと思っています。

 コンビニの商品には、その土地の味覚に対応した地域対応商品が複数存在しています。例えば、おでんやそばやうどんの汁などです。私たちも現在、おでんのつゆを地域別に七種類に分けて提供しています。

 例えば関東は、基本のかつおと昆布だしつゆを用意しています。北海道を含めた東北地域はこの基本つゆをベースに貝や煮干しだしをプラスし、中部は牛すじのうまみを加えています。また中国・四国は煮干しだしに鶏だしを加え、九州はアゴだし、鶏だし、シイタケのだしなど、その地域の人々になじみのあるつゆで勝負をかけているのです。そばも同様で、こちらは3種類の汁で対応しています。

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