奈良発 輝く

最古の卸問屋「菓子コラボ」で新たな魅力発信 砂糖傳増尾商店

 ■らしさ大切にして地元の名物へ 増尾朗社長

 --創業から約160年。長く続いている秘訣(ひけつ)とは

 「モットーは『お客さま本意、誠実なサービス』。これが経営の軸となっている。ただ、6代も続けてこられたのは運が良かったから、とも言える。宝くじに当たったとかいう類いではない。課題や壁にぶち当たったとき、取引先やお客さまが何らかのチャンスを与えてくれたからこそ。商売を通じて関係する人に、どれだけ誠実に対応できるか。誠心誠意、商売をすることが大切だ」

 --自社のみで開発するのではなく、コラボ商品が多い

 「卸の商売において、『お客さま』だった取引先と商品開発することがほとんど。お客さまが持っている菓子屋としての優れた技術と、われわれが長年培ってきた砂糖をはじめとする材料を『見る目』を総合させ、互いに良い面を引き出し合いたいと考えている。昨日、今日始まった新しい会社ではないので、そこから生まれる面白い“化学反応”を強みにしている」

 --「奈良こんふぇいと」や「御門米飴」は、ガイドブックで紹介される人気のお土産に

 「ありがたいこと。ただ『奈良らしさ』を大切にはしているが、完全なお土産だけにはしたくない。いずれの商品も観光客だけでなく、ご近所の方にも『かわいい、おいしい』と思ってもらえるようにしたい。紋切り型の『奈良』ではなく、新たなお土産品や名物を開発していく。砂糖と奈良は結びつきにくいかもしれないが、ゆくゆく名物になればと思っている」

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