【木下隆之のクルマ三昧】レクサス生産工場の女性ガイドに思わずうなったワケ
更新普段は、小学生の工場見学で賑やかなはずだ。この日も、地元の小学生たちが楽しげに館内を走り回っていた。一方で、生産業に携わる人達の勉強の施設としても機能していると聞く。あるいは自らの愛車の誕生を確認したいというレクサスオーナーを招くことも少なくないという。その案内役の女性の物腰は優しく、知識はとてつもなく深かったことに驚かされたのだ。
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その女性の名は、的場香織さんといった。
工場はもちろんとても清潔だった。塵ひとつない。サプライヤーから搬入されるパーツの一つひとつは、工場に運び込まれる前に風が当てられて清めるといった徹底ぶりだ。数々の種類のモデルが同じラインで組み立てられる「混流生産」方式を採用していることや、もはや英語にすらなった「カンバン」方式には驚かないが、作業員の肉体的負担を軽減するために、作業しやすい位置までクルマが上下することや、潜り込んでの作業をせずに済むように、クルマが回転したり逆さまになったりする。人がクルマを組み立てるのではなく、クルマが人に組み立ててもらう、といった思想が徹底しているように思った。



