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訃報
童謡詩人、まど・みちおさんが死去 「やぎさんゆうびん」など
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童謡「ぞうさん」「一ねんせいになったら」などの作詞で知られる詩人で童話作家のまど・みちお(本名・石田道雄=いしだ・みちお)氏が28日午前9時9分、老衰のため死去した。104歳。山口県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男、石田京(いしだ・たかし)氏。
台湾総督府道路港湾課などに勤務しながら詩作。児童雑誌「コドモノクニ」に投稿した詩が特選になり童謡の作詞を始めた。応召、復員後、昭和34年まで保育雑誌の編集に従事。ユーモアあふれる作品は広く親しまれ、戦後を代表する童謡詩人となった。
59歳で出した詩集「てんぷらぴりぴり」(43年)で野間児童文芸賞を受賞。誰にでも分かる言葉で書かれていながら、生命や宇宙の根源への畏敬、あこがれなどに支えられた作品を次々と発表した。ほかの詩集に「やぎさんゆうびん」「植物のうた」「風景詩集」など。
平成5年、「まど・みちお全詩集」で芸術選奨文部大臣賞、産経児童出版文化賞大賞を受賞。6年には、皇后さまが英訳された詩集などが評価され、「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を受けた。20年には100歳の誕生日を機に新作詩集を2冊刊行し、話題になった。