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STAP細胞問題は「最悪の結果」に 若山教授の会見、一問一答
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第三者機関によるSTAP幹細胞の解析結果について記者会見する山梨大の若山照彦教授=16日午後、甲府市 製作を依頼して渡したマウスとは別の細胞だった-。新型万能細胞とされる「STAP(スタップ)細胞」を培養して作製した幹細胞について、第三者機関による解析結果を16日発表した若山照彦山梨大教授の会見の主な一問一答は次の通り。
--STAP幹細胞はどんな細胞だったのか
「僕の研究室にいるマウス(由来)ではないということが分かっただけ」
--解析結果の感想は
「予想していた中でも最悪の結果。どうしてこういうことが起きたのか分からない」
--細胞の有無は
「あるという証拠を全て否定する結果となった。しかし、絶対に存在しないと言い切ることはできない」
--3月には細胞の存在を信じたいと言っていたが
「STAP細胞があれば夢の細胞だ。あってほしいと思うが、全ての解析結果がそれを否定している。だが、ないという証明はできない」
--当時と比べ心境の変化は
「解析結果を見る限り、自分が使ったのは何だったのか、もっと分からないものになってしまった。この4カ月は理化学研究所の調査委員会に協力する仕事がずっと続いている。つらい毎日だ」
--理研の小保方晴子氏は今回の解析結果と合致するマウスを入手できたか
「そのようなマウスが理研の発生・再生科学総合研究センターにあるかどうかは調査中だが、ポケットに入れて持ち込むことは不可能ではない」
--STAP細胞が胚性幹細胞(ES細胞)である可能性は
「すべての結果をうまく説明できるのは、ES細胞が入っていることだが、まだ結論は出せない」
--小保方氏に対して言いたいことは
「僕はこの問題を解決するため、できる限りのことをした。解決に向け行動してもらいたい」
--今後もSTAP細胞の研究をするのか
「僕自身は再現実験を繰り返しても成功していない。できると言っているのは小保方さんだけで、誰もができるような作製方法を公開してもらえなければ研究をやろうとは思わない」
--理研の改革委員会は若山氏にも責任があると提言した
「小保方さんの実験ノートを確認すべきだったことについてはその通りだ。反省している。だが、優秀だと思っていた研究者に確認はできなかった」
--自身の責任について
「3月に論文撤回を申し出た際、山梨大学長に相談に行った。山梨大では処分しないと言われたが、僕から何らかの処分を大学に申し出る」
--小保方氏に裏切られたと思うか
「考えていません」